顔出しなしでライバーは始められる。声だけで人が集まる配信のつくり方

「ライバーには興味があるけれど、顔を出すのはちょっと」
エントリーフォームの自由記述で、いちばん多く書かれている言葉です。そして実際のところ、顔出しなしのライバーはたくさんいます。 特別な選び方ではありません。
この記事では、顔を出さずに始める2つの形と、最初の1本を出すまでの流れをまとめました。
顔出しなしの配信には2種類ある
ひとくちに顔出しなしと言っても、実際には形が分かれます。どちらを選ぶかで、用意するものが変わります。
- 声だけの配信 … カメラを使わず、音声とコメントでやりとりする形です。画面には静止画やイラストを置きます。準備がいちばん少なく、思い立った日に1本目を出せます(Spoon のように、声を中心に据えたアプリがあります)。
- キャラクターを使う配信 … 自分の代わりにイラストのキャラクターが動きます。表情や口の動きが顔の代わりになるので、無言の時間が気になりにくいのが利点です(IRIAM はこの形を前提にしたアプリです)。
どちらが向いているかは、性格よりも生活のほうで決まることが多いです。夜に声を出しづらい環境なら、昼の時間帯に寄せるという選び方もできます。
顔が見えなくても、選ばれる理由はつくれる
顔出しなしの配信に人が集まるかどうかは、声の良し悪しでは決まりません。「また来たくなる場所になっているか」です。
そして、ここは練習で伸ばせます。実際に効くのは次の3つです。
- 時間帯を決める … 「火・木・土の21時から」のように固定するだけで、戻ってくる人が増えます。次にいつ会えるか分かる相手のところに、人は戻ってきます。
- 入ってきた人を1度拾う … 常連同士で話が進んでいると、新しい人は入りづらくなります。誰かが来たら話を一度止めて「こんばんは」と拾う。これだけで滞在時間が変わります。
- 沈黙を埋めようとしない … 無言の時間を怖がって早口になると、かえって入りづらい空気になります。ゆっくり水を飲む、少し考える。その余白があるほうが、聞いている側は話しかけやすくなります。
とくに効くのが、枠に入ってきた直後の数十秒です。最初の30秒の入り方は、それだけで1本の記事にしています。
顔出しなしの配信では、間の取り方がそのまま雰囲気になります。うまく喋ることより、居心地のほうが効きます。
この3つに共通しているのは、才能ではなく段取りの話だということです。話し上手である必要も、面白い企画を思いつく必要もありません。決めて、拾って、続ける。それだけで顔なじみは増えていきます。
最初のうちは「何を話せばいいのか分からない」と感じるかもしれません。そこは心配しなくて大丈夫です。話題より先に、来てくれた人に気づくこと。 顔出しなしのライバーとして続いていく方は、たいていそこから始まっています。
用意するものは、思っているより少ない
スマートフォンが1台あれば始められます。 顔を出さないので、背景を片づける必要も、照明を買う必要もありません。
マイクについてもよく聞かれますが、最初から買わなくて大丈夫です。 スマートフォンのマイクで1〜2週間やってみて、続けられそうだと感じてから選ぶほうが、自分に合うものを選べます。
買うタイミングになったら、配信向けのマイクはメーカーが用途別に整理しています(オーディオテクニカ 公式サイト など)。AWAKE JAPANでも、いま本当に必要なものだけを優先順位をつけてご提案しています。足りないものは、必要になったときに一緒に整えれば間に合います。
最初の1か月の進め方
始めた月から毎日配信すると決めてしまうと、たいてい続きません。次の3ステップで十分です。
- 1〜2週目|出してみる 曜日と時間を決めて、3回配信する。うまく話すことは狙わなくて大丈夫です
- 3週目|拾う 入ってきた人に声をかけることだけ意識する。話題は用意しなくて構いません
- 4週目|数える 戻ってきてくれた人が何人いたかを数える。これが最初の指標になります
この「戻ってきた人の数」が2人、3人と増えていく時期が、いちばん面白いところです。数字が伸びる前に、先に手応えが来ます。
AWAKE JAPANでは、最初の3回の配信に担当が横についてご一緒します。感覚の話ではなく、次にどこを変えるかを手順の形にしてお渡しします。
まずは、声だけで1本
顔を出さない配信は、試すコストがとても低いのが良いところです。準備が要らないので、合わなければ別の形に移ればいい。最初から全部を決める必要はありません。
面談はカメラをオフのままで構いません。応募=所属決定ではありませんので、「顔出しなしでどこまでできるのか聞くだけ」でも大丈夫です。所属している100名以上のライバーの多くが、未経験からのスタートでした。
よくある質問
顔出しなしでも、リスナーはつきますか。
つきます。声の配信を選んで聴いている方が一定数いて、その人たちは顔が見えないことを理由に離れません。それより、同じ時間に配信して顔なじみを増やせるかどうかのほうが効いてきます。
話すのが得意ではないのですが、大丈夫でしょうか。
話し続ける形式以外の配信がたくさんあります。コメントに答える形、作業をしながらの雑談、音楽を聴く時間など、聞き役でも成立する形が選べます。どれが向いているかは面談でお聞きします。
あとから顔出しに切り替えることはできますか。
できます。逆に顔出しから声だけに戻す方もいます。最初の選択がずっと続くわけではないので、迷っている段階で決め切らなくて大丈夫です。